医師たちの大変な日常

大人気グループ嵐の櫻井翔さんが演じた医師「一止」の生活、判断、決心など、医師としてどう生きていくことが正しいのか、揺れる医療現場の思いを伝える映画です。
規模の大きな病院で働く医師たちは、24時間365日患者さんに対応するという体制の中、非常に厳しい勤務を行っています。
自分が専門ではない傷病者の診察まで請け負う事がある、これが今の日本の医療の現実です。

そのような過酷な勤務をする中、一止に大学病院から指名で医局への誘いがきます。
仕事仲間も医局へ行くことを進めます。
一止も、先端医療ができる大学病院の医局は興味がないことはない、かなり悩みます。

安曇さんというがん患者さんは手遅れ状態のがん患者さんです。
彼女は癌であり手遅れという状態から、大学病院で受け入れを拒否されてしまいます。
やさしく穏やかなおばあちゃんを演じるのは加賀まりこさんです。
このおばあちゃん患者さんが一止に思いもかけない最後の贈り物を頂くのですが、この映画は医療現場の問題を色濃く描き出している作品となっています。

大学病院は治せる患者が欲しいのか

末期がん患者さんの場合、手の施しようがなく、やれることといえば、痛みの緩和、つまり対処療法しかないことも少なくありません。
地方の病院では、こうした末期の患者さんであっても、病院でできる痛み軽減の治療をしっかり行いますし、断るという事はないでしょう。

しかし大学病院というのは先進医療ができる場所、癌でも治る見込みがあれば治療しますが、痛みの軽減や対処療法となると、他の病院へ行くことを勧められたり、入院している最中ならホスピス、また地方の病院への転院を勧めてきます。
慣れている病院がいい、また患者さんによってはその病院を出る事イコール、毛治療が出来ないのではないかという知識位持っています。

特に若い患者さんにとって、病院が変わるという事はかなり神経質になる事です。
現代の医療現場では、この様に、病院の病床数が足りていないことから、治療しても「仕方ない」患者さんについて受け入れ拒否する事もある、入院したくてもできないことがあるという事を伝えてくれます。

家族がもしもがん患者になったら

医療機関を選ぶという事もできますが、癌になった時対応してくれる病院、医師によってその最後がかなり違うのではないかという事を、神様のカルテが教えてくれます。
病気になるという事、治療してもらうという事を、患者側、医師側、また家族の視点、医療スタッフの視点などから伝えてくれる映画です。
この先、家族が病気になった時、どのように対応し、病院の事を考えていくべきなのか、しっかり考える事が必要だと感じる映画です。