症状マネジメントとは

症状マネジメントとは、新しい看護活動モデルの一つとして開発がされています。
多くの人は病院に行く際には何かの自覚症状があって通院をします。
そして、その際に病気が発覚すると治療が必要です。

ただ、症状を改善すること、治療することばかりが今までは注目されてきており症状のマネジメントをするという考えは持たれずに来ました。
しかし、症状がおこるのにはかならず原因があり、その症状をマネジメントをすることが可能です。
そして、今までの医療の中では症状をマネジメントをすることができていないことがほとんどでした。

症状をマネジメントをすることができるとはいえ、まだまだ新しい分野であり具体的なマネジメント方法が確立できていないものが多いです。
そこで、看護師がこれから患者に対してどのようなアプローチをして症状をマネジメントしていくか、対処の方法としてどういったものがあるのか、ということを体系的にまとめていくことが今後の課題となっています。

生活の質を高めるための症状マネジメント

わたしたちは平均寿命も延びましたし、医療技術が進歩したことによって今までは生きられなかった病気でも治療ができるもの、早期発見ができるものが増えています。
その反面、病気で終末期を迎えてから亡くなるまでの時間が伸びていることも問題となっているのが現状です。

昔は治療をしながら病院で亡くなっていくことは普通のことでしたが、最近では洗濯をすることができるようになっています。
特に病気の治療が難しい状況になってくると残された命をどのように使うかをその人の判断で決められるようになってきているのです。

そこで、そういった終末治療の中で緩和ケアの一つとしても症状マネジメントが注目されています。
完治をさせることは難しい、手術はリスクが高い、服薬や点滴は副作用が強い、といった状態になった場合に症状をマネジメントして痛みを軽減できればそれだけでも患者さんの負担は軽減できるものです。
そして、その症状が軽減できれば生活のなかでできることも増えてきます。

そういった観点からも生活の質を高めるために症状マネジメントをすることが緩和ケアの中で取り組まれているのです。
患者の多様化、終末ケアの多様化のなかでできるだけ患者さんがその人らしく尊厳を守って最期を迎えるようにしたい、家族との時間を大切にしたい、という気持ちを持っている人も増えています。
そのような人たちができるだけ長い期間自分たちらし過ごしてく最期を迎えられるようにするためにも症状をマネジメントしていくことは必要であり、そのためのノウハウがもっと増えていくことに期待が高まっているのです。