病気の患者とその家族へのケア

病気になった人は治療で体につらい思いをするだけでなく精神的な部分でもたくさんの負担を抱えています。
その中でも家族に対しての負担は大きいです。

自分が病気になったことで治療費が必要になったこと、看病やお見舞いの手間ができたこと、などを感じている人もいます。
特に病気の程度が重たい人、完治の見込みが低い人は最期を迎えることになるために家族にかける負担も大きいです。

そこで病院では治療をする際にはただ病気を治していくだけでなく精神的な部分でのケアや治療をしますし、家族に対してのアプローチもしていきます。
これはとても大切なことであり、家族が元気になることで患者自身が元気になることも多いです。

家族ができるケア

患者さんにとって家族はとても大切な存在です。
家族がいるからこそつらい治療も頑張れるという場面もあります。

逆に自分に近い存在だからこそストレスが出てきてあたってしまうこともあるものです。
大切なのはそういったときにきちんと患者さんに寄り添って家族だからこその距離感で接していくことが大切ですし、ケアにもなります。

患者さん本人の気持ちというのは本人にしかわかりません。
そしてそのつらさも本人でないとわからない部分もあります。
そこで、まずはその気持ちを理解、共有することから始めましょう。

多くの人は治療での愚痴や弱音を言っているのは自分で言うことでスッキリしている部分も多いです。
否定をされたり応援されたくて行っていないことがほとんどであり、そういった言葉をかけられることもストレスになります。

そこで、まずは共感をすることを大切にしましょう。
否定するような言葉を伝えると気持ちも静まりにくいです。
否定せず聞いてくれる環境があるだけで心も軽くなりますし、前向きになれるようになります。

また、変に気を使うことは避けるべきです。
病気になったからといって思っていることを言えない状況は患者さん自身にとっても気持ちの良いモノではありません。
そこで今まで通りに接することも大切です。

率直に語り合うようにしたり、家族としてどういったことができるのか直接聞いてみることも避ける人もいますが直接的に話した方がお互いのことを理解できます。
また、病人扱いをするのではなく今まで通り接した方が嫌な気持ちもしないです。

治療中は頑張れと応援したいものですが、応援はあまり良いモノではありません。
すでに頑張っているのに、という気持ちを持つこともありますしこれ以上頑張れないと気持ちが折れそうになることもあります。
大切なのは寄り添うこと、受容することであり、常に今も十分頑張っているということを伝えるようにしましょう。