小児がんの特徴

小児の死のパターンとしては急死をしたり先天性の病気で亡くなったりすること以外にも小児がんのように改善と悪化を繰り返しながら亡くなっていくものもあります。
病気を発症している場合にはターミナルケアが行われることが多いです。

日本では小児期の死亡の要因として大部分は不慮の事故ですが、1歳を過ぎていくとがんが死因の上位に出てきます。
小児がんの治療の中では医師や看護師、保育士、心理士、ケースワーカーといったいろいろな立場の人たちが連携しながら医療を行っていきます。
ターミナル期には身体的な苦痛を和らげるための治療だけでなく子供たちへの心理的な苦痛を和らげたり両親へのケアを行ったりすることも必要です。

小児がんでのターミナルケア

ターミナルケアは医療者が治らないと判断し患者さんや家族に対して緩和ケアの一つの方法として提案をするものです。
ただ、ターミナルケアの提案がされるということは終末期を迎えているということを伝えていることと同じですから家族が受けるダメージはすごく大きなものになります。

そういった状況ですから家族が受け入れられるようにするためのサポートも必要ですし、医療側もどこまでできるか、どのようなことができるのかといったことの提案もしていくことが必要です。
あくまでも治療の方法がない、といったあきらめの気持ちでターミナルケアを選ぶ状況にすることは避ける必要があります。

緩和ケアのように痛みを軽減するようにしたりつらい思いをする場面を減らしたいすることもとても大切なことです。
できるだけあきらめず最後まで治療をしたい、というのも家族であれば思うことでもあります。
親によってその部分は価値観が違いますし、症状や状態によっても選択は違ってくるものです。

そして中には一度はターミナルケアを始めたもののやはり延命治療をしたいと考えるようになったり夫婦でも意見が割れたりすることもあります。
そのため、子供たちへのケアをするだけでなく保護者に対してのケアも大切です。
そして彼らを否定するのではなく気持ちを汲み取りできることはなにがあるか、ベストな方法は何か、といったことを話し合いながらできるだけみなが納得できる方向に進んでいくことが大切になってきます。

もちろん、子供たちに対しても緩和ケアをするだけでなくできるだけ精神的な負担を軽減することはもちろんですが、保育を受けたり遊んだりとできることを増やしていくべきですしたくさんの経験ができるように取り組みをしていくことも大切です。
両親と子供と一緒に過ごせる時間も大切にしつつ、少しでも後悔がなく、そしてその子らしく最期まで生活できるように努めていくことが求められます。